Amazon EC2のディスクI/O性能ランキング
はじめに
過去3回に渡ってご紹介してきました、Amazon EC2のディスクI/O性能の測定について、今回は最終回としてランキングをグラフで表示したいと思います。
ディスク書き込みランキング
Epemeral StoreのRAID0構成はとても早いですね。
ディスクリライトランキング
Epemeral StoreのRAID0構成はとても早いですね。
ディスク読み込みランキング
グラフがカクカクしているのはディスクの性能というよりもデータ転送のバンド幅(通信路)の影響を受けてそうですね。読み込み速度はRAID0に関係なくインスタンスタイプによって速度が上がる事が分かります。
ディスクシークランキング
Epemeral Storeの単体はとても遅いですね。Extra Largeインスタンス以上であれば早くなっています。
まとめ
ディスクI/O性能は、EBSかEphemeralか、どのインスタンスタイプか、RAID0構成かなどの組み合わせで変わってくる事が分かりました。それなりの性能を満たすためには、それなりの費用が掛かりますが、RAID0構成やEphemeralの活用によってある程度安く良い値を引き出せることが分かりましたので、特性を理解した上で採用を検討しましょう。ディスクI/O性能を理解してAWSマエストロになりましょう!!
後記
このブログを公開後にAWSの@shot6さんにコメントを頂きました。目から鱗です
「ランダムリードとライトならEBS、シーケンシャルならエフェメラル。あと、内部的なバンドはインスタンスタイプに依存します。」
「ちなみに分散する事を前提としたデータベースを使うなら、種類によりますがephemeral使うほうが良い場合が多い。特にbigtable由来のDB。」
「EMRがephemeralなのもそれが理由。」
「1.EBSでなくても複数ノードにレプリケートされるため. 2.シーケンシャルな読み書きがメインのため.」